5.なぜ、全身麻酔の前に麻酔科受診や検査が必要なのでしょう?

 今までの説明で、だいたい全身麻酔についてご理解いただけたと思います。より安全に手術をうける為に必要なこの全身麻酔も、患者さんのことを知らなかったり、患者さんの状態を考えることもなく麻酔をしては大いに危険が伴うことは言うまでもありません。

 そこで、全身麻酔を受けても大丈夫かどうかを調べるために、予め麻酔科外来などで麻酔科医が慎重に患者さんを診察することは、患者さんの安全のためにとても重要だと考えています。

 麻酔ガスによる全身麻酔ですので、かぜなど喉や鼻の状態がおかしい場合やアレルギー状態、咳込む可能性がある場合などは、緊急を要する手術や検査の場合以外は、手術や麻酔を延期した方が賢明といえます。また貧血がありますと、麻酔ガスと共に体内に運ばれる酸素の量が少なくなり危険な状態になることもあります。そういう危険を避けるためにも予め血液の検査や胸のレントゲン検査などがおこなわれるのです。

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